昭和電工 自社製品を通してSDGsの課題解決へ貢献

昭和電工グループは、同社が定める「私たちの行動規範」・「SDGs」・「マテリアリティ」の3つを関連づけることで事業を推進しているとし、2019年には、「プラスチックケミカルリサイクル」と「黒鉛電極」をSDGsの<9.産業と技術革新の基盤をつくろう><11.住み続けられるまちづくりを><12.つくる責任つかう責任><13.気候変動に具体的な対策を>の課題解決へとつながる製品として選定しました。

具体的な取り組みとして、基礎化学品事業では、2003年から使用済みのプラスチックからケミカル・リサイクルをおこなっています。これは、アンモニアの原料である水素の安定供給を目的としており、供給されたアンモニアは、大気汚染物質の脱硝用無害化剤、繊維原料、肥料、接着剤などに使用されます。
また、黒鉛電極事業では、高炉で鉄鉱石やコークスから鉄をつくるのではなく、電気炉でスクラップ鉄を溶かして再利用する方法を採用しています。
これらの取り組みにより、同社はエネルギー資源の使用量およびCO₂排出量を低減し、再度資源化して循環させることで、環境負荷を低減しています。

さらには、同社製品とSDGsの関係を多言語で記した従業員向け冊子の配布、各自治体のSDGsに関する取り組みへ積極的に参加するなど、社内外へのPRをおこなっています。

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